ブラック企業かもしれない?ハラスメントとその対策
みなさんこんにちは。しげるです。
今日はハラスメントについて話をしようと思います。
今、会社や家庭、学校など様々な場所で「ハラスメント」が起こっています。
ハラスメントは日本語に訳すと「いやがらせ」という意味です。
ハラスメントの中でもたくさんの種類があって、
・性的言動や行動によって相手に苦痛を与える「セクシュアルハラスメント」
・権力を盾に精神的、身体的暴力を与える「パワーハラスメント」
・性別による固定概念を押し付ける「ジェンダーハラスメント」
・妊娠や出産を理由とし相手を傷つける「マタニティーハラスメント」
など、たくさんの種類が存在しています。
ハラスメントの判断基準が曖昧な部分も確かにありますが、大きなポイントとして
「受け手がどう感じるか」という部分が重要になってきます。
また、ハラスメントの加害者は「自分がハラスメントをしている」という認識がない人がほとんどないです。
直接その加害者に伝えなければ伝わらず、場合によってはそのハラスメントがどんどんエスカレートしていきます。そんな時、身近な人(家族・友人・同僚・上司など)に相談することが大切ですが、もし「どうしても相談できない」という時は社内の相談窓口や全国には心の健康相談ダイヤルなど多くあります。
「相談をする」という行動が、解決までの大きな一歩となります。
「相談をする」その一歩が、あなたを救う一歩になります。
お仕事でハラスメントの相談をよく受けていますが、最近になってこんな問い合わせが最近増えてきました。
「部下がなんでもかんでもハラスメントと言ってくるので、困っている」
確かに、気持ちはわかりますが安心してください。ハラスメントは被害者と加害者だけで成り立つものではなく、職場の環境を悪くするということもハラスメントに該当します。なんでもかんでも「それ、ハラスメントですよ!」と言ってくる人がいた場合には、周囲がどう感じているかどうかを理解した上で自信を持って指導をしていただけたらと思います。
2020年には新しい法律も加わり、「企業としてハラスメント対策をしっかりやってくださいね」といった内容も明記されています。法律に明記されている以上、従業員やこれから入社する人たちにしっかりと研修だったり、オンライントレーニングを行わなければいけない。企業で働く全従業員が、ハラスメントに関する必要な知識を身につけること、それが企業の義務なのです。
知識がつけば当然周囲の言葉や行動には敏感になる。
「何もわからない状態や知識がない状態」っていうのは実はこわいことです。一番こわいのは、知識がないだけで「自分が気づいた時にはハラスメントの加害者になっている」可能性があるということ。
誰しもが加害者にもなりうるし、被害者にもなりうる。
ハラスメントの加害者になるほとんどの人が「被害を与えている」という認識がまるでない。言われなきゃ気づかないということも事実。
対策としては一人一人が正しい知識を持つこと。
法律だったり、考え方だったり。そして何より大切なことは日頃のコミュニケーションです。
あとはもしこの記事読んでいる方で、「ハラスメントの被害を受けているかもしれない」と思った時は是非「記録」してください。
動画を撮る、音声を録音する、日記をつける、ということをしてください。
ハラスメントの被害を訴える時は必ず「証拠(事実)」が必要です。
自分を守るため、相手に加害者としての認識を持ってもらうため、勇気は入りますが一歩踏み出すことで状況が一気に変わります。そんな人を僕は全力で応援しています。
本日も、一人でも多くの人が救われる一日になりますように。
それでは、また。